南郷 久史松原 銀之助守田 楓花咲村 賢中井 徳治郎その他
漬け物屋の主人 「今からかい?
まけてあげるから帰りに寄りなよ!」
主人公 「はーい!」
金物屋店主 「今朝も元気でいいねぇ!
「たわら商店」のダンナによろしくな!」
主人公 「分かりました!」
主人公 「……ん~、いい天気!
よしっ、今日も頑張ろう!」
主人公 「これから一緒に頑張ってみる?
歌舞伎のことはそれから考えようよ」
守田 楓花 「……ええ、そうするわ。
私なりに精一杯、久史様にも信用して貰えるよう勤めますから……だめでしょうか?」
咲村 賢 「……だって。久史君、許可してあげたら?」
南郷 久史 「ったく……何かあったらこいつに責任取らせるからな。
分かったよ。許可してやるよ」
守田 楓花 「まぁ……嬉しいっ!!」
南郷 久史 「どわっ!? 抱きつくな……!!」
主人公 「あはは……!」
謎の男 「……振り向くな」
主人公 「なっ……」
謎の男 「いいから振り向くな。そのまま聞け」
主人公 「……」
謎の男 「……あそこで踊っている男が分かるか?
あの中央で踊っている人物だ」
主人公 「え、ええ……
よく見えませんが政治家でしょうか……?」
謎の男 「見た目はな。
……あいつはお前の父を殺した犯人だ」
主人公 「えっ……!?」
謎の男 「静かに。……お前の父の死の真相が知りたくないか?
知りたければ自分で調べてみろ」
中井 徳治郎 「首の辺りが息苦しいし身体に纏わり付くし……洋装とはこれほどに着心地が悪かったのか。こんな物を毎日着ている者の気が知れんな」
咲村 賢 「それオレに謂ってる?」
守田 楓花 「徳治郎様もとってもお似合いですわ。私は……どうかな……」
主人公 「その色、絶対に楓花ちゃんしか似合わないと思うわ。明るくてとっても綺麗な洋服ね」
南郷 久史 「馬子にも衣装ってお前のことだろ?」
主人公 「……今何か謂いました?」
南郷 久史 「何も謂ってないけど?」
主人公 「それにしてもこのかすていら、美味しいですね! ……はむっ」
咲村 賢 「多めに買って来たから沢山食べ……あれ? もう空? まだ壱つしか食べてないけど……」
南郷 久史 「話に夢中だったみたいだし、俺が食べておいた。ふーっ、食った食った。また頼むぜ」
咲村 賢 「い、意味が分からないんだけど……これ買うのにどれだけ並んだか分かるかい!?」
守田 楓花 「優花そっくり……」
主人公 「私も思った……」