- カルディア
- 「……なんだか、全て見透かされているみたい」
何でもお見通し――
そう言わんばかりの彼の瞳は
若干、居心地の悪ささえ感じるほど。
ドラちゃんはそんな彼が気味悪いのか、
ショルメから自然と距離を取った場所に立っていた。
- ヴァン
- 「ふん……どうやら、協力を仰ぐだけの価値はありそうだな」
- ショルメ
- 「おや、お眼鏡にかなったかな?
となれば、ここからはビジネスの話になる。
私はプライベートと仕事を分けるタチでね」
- ショルメ
- 「私は高いよ?」
- ヴァン
- 「構わない。金はルパンが責任をもって払う」
- カルディア
- 「え……!?」
……か、勝手に
そんなことを言っていいのかな……。
- ショルメ
- 「ふふ、泥棒の金で探偵を雇うか。
なかなか皮肉が効いていて面白い」