- カルディア
- 「――!!」
サンの両手に力が込められ、
息ができなくなる。
- カルディア
- 「サ……ン……!!」
反射的に身体が跳ねる。
- サン
- 「あなたが……いけないのですよ」
服ごしにサンの指が喉へと食い込んでいく。
身体が意味もなく熱くなり、
脳裏に赤い火花が散った。
- カルディア
- 「……あッ……う、ぐ……!」
- サン
- 「抵抗などしなければ、眠るように死ぬことができたのに」