- ヴァン
- 「どうしてわからない……!!」
絞り出すようなその声が通りに響いた。
- ヴァン
- 「お前は一体なんなんだ……!!
なぜ私を追いかける!?」
- ヴァン
- 「状況を理解しろ……! 死地に向かうんだぞ!?
なぜわざわざ私についてくる……!!」
押さえつける力は一切の容赦がなく、
ともすれば私の身体は壊れるのではないかという錯覚に陥るほど。
- ヴァン
- 「私にお前は必要ない……!!
大人しくやつらの元へ戻れ!」
- カルディア
- 「……いや。
絶対に戻ったりしないし、私はあなたから離れない」