神崎さんが頷いたのを確認して、銃を手にとる。 足を広げて立ち、銃を構える。 的をまっすぐ見据える。 肩の力は抜いて、必要な力だけを指先に込める。 それぞれの銃で十発ずつ。 試し撃ちを終えて、銃を置く。 実際に撃ってみて、 どちらとも私が愛用している銃と 同じ性能だと理解できた。