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ネロ
「よーし! んじゃ、始めようぜ」
レイン
「……」
レインは私の隣に座ると、大きなポットを持ち上げ優雅な動作でカップに紅茶を注ぐ。
レイン
「……飲め」
愛日梨
「あ……ありがとうございます」
差し出されたカップを手に取り、一口含むと、暖かい液体が体の中にじわりと広がっていく。
テーブルに降り注ぐ日差しと相まって、とても心が落ち着く気がした。
ミネット
「アリス、紅茶だけじゃだめだよ。ほら、たくさん食べて」
ミネットさんが私の前にどんどんお菓子やケーキを引き寄せる。
愛日梨
「こ、こんなに食べられません……」
ミネット
「じゃあ、少しずつね。君、レインが用意した食事全然食べなかったんだって?」
愛日梨
「それは……」