ヘンリク
「世界中の誰よりも愛しているよ。
私が生まれたのはきっと、お前と出会うため、だったんだな」
覆いかぶさるように近づいてきたヘンリクの背中に
私はそっと両手をまわす。
ユーリア
「世界中の誰よりも、あなたを愛しています」
ユーリア
「私が生まれたのもきっと、あなたに出会うため……」
私たちは見つめあうと、再び唇を重ねた。