- ユゼフ
- 「……姫ぇ~……助けて……」
- ユーリア
- 「ま、待って、ユゼフ……っ」
大きな身体が倒れ込むようにして、私にぎゅっとしがみついてくる。
- ユーリア
- 「ユ、ユゼフ、こんなところで急に抱きついたりしてどうしたの?」
- ユゼフ
- 「う、う~~ん……」
- ユーリア
- (あのトルトを食べてから、なんだか様子が変だわ)
私はユゼフに抱きつかれたまま、踊り子さんに顔を向けた。
- ユーリア
- 「あの、さっきいただいたトルトの中には一体なにが入っていたんですか?」
- 踊り子1
- 「なにって、ただのはちみつ酒よ」
- ユーリア
- 「え、お酒!?」