ユーリア
「――っ!」
ミアーシュ
「ん……」

首筋に触れた唇の感触に、一気に身体が熱くなった。

ユーリア
「ミアーシュ――」
ミアーシュ
「ん、甘い……」
ミアーシュ
「ふふっ。この木苺、酸っぱくなかったよ」
ユーリア
「……っ」

耳にかかる息に耐えきれず呼吸をとめていると、ふっとミアーシュの笑う声が耳にかかった。

ミアーシュ
「……僕は、君と話してるのが一番好きだよ」
ミアーシュ
「だから、嫉妬する必要なんてないんだ。僕には、君だけだから」