ライマー役
櫻井孝宏さん

――本編と比べて、ご自身が担当したキャラクターに変化はありましたか?

ないですね、もうすでに完成されていました(笑)。
ストーリーのなかで自分の生い立ちに関わるような少しシリアスな側面があるので、ちょっと振り幅が大きかったですね。
本来の彼の変態なマニアックなところと、物語の筋にそったシリアスなところ、そのギャップがあったので変な人だなと思いながら演じていました。

――本作はファンディスクということで、甘さに期待している方も多いと思います。
ご自身が演じたキャラクターと主人公のやり取りの激甘度は何%くらいでしょうか?

甘いのかな……? すっぱい……すっぱ甘い(笑)。
彼が一方的なことが多々あるので、彼女は実際のところどう思っているのか、本当は嫌じゃないのかな、客観的にそんな心配をしていました。
数字で表すのが難しいのですが、やや酸味がきいているので味わっていただければと思います。

――印象に残っているシーンやセリフを教えてください。

ライマーが内面を吐露する場面では、この人案外大人なんだなと思いましたね。
わざと道化を演じているように見えるので、それが彼の生きていくうえで見つけた自己表現なのかもと。
「普段の素振りもじつは何か考えがあってのことでは? いやないきっと!」みたいなことを僕のなかでずっと繰り返していました(笑)。
彼女だけに見せるライマーの本心など、竜にまつわる話の中で見えてくるのでそこが印象的でしたね。 
公式サイト限定公開

――ご自身が演じたキャラクター以外でこのキャラクターを演じてみたいなど、気になったキャラクターはいますか?

僕はもうライマーだけでお腹いっぱいです(笑)。ライマーひとすじです。
キャラクターというか、モフモフシステムで動物の胸毛を触りたいと思いました。
公式サイト限定公開

――本作は絵本(童話)をモチーフにした作品ですが、ご自身が印象に残っている、または好きな絵本(童話)を教えてください。

小学校低学年のときに、一番初めに授業で物語を読む体験で印象に残っているのが、『手袋を買いに』と『ごんぎつね』ですね。
でもその頃はいかに地味に生きていくかをコンセプトにしていたので、じつは人前で読むのはとても苦手でした。

――ファンのみなさまへのメッセージをお願いいたします。

多様なキャラクターがいますので、キャラクターごとのお話を含め、ディテールを楽しんでいただければと思います。
ライマーは、ある種マニアックな方々のいろいろなものを満たすことができるそんな仕上がりになっていると思いますので、どうぞご期待ください。
たくさんの方に手に取ってもらえるとうれしいです、よろしくお願いします!