儚く微笑むミアーシュが消えてしまいそうに思えて、 私はとっさに彼の身体に腕を回した。 どこにも行かないで欲しい。 そういうように、ぎゅっと彼にしがみつく。
名前を呼んで、ミアーシュは私の手に そっと手を重ねた。 大丈夫。そういうように、優しく撫でてくれる。