- 主人公
- 「……ウキョウ」
- ウキョウ
- 「……ごめん。ちょっとキた」
- ウキョウ
- 「別に俺メイド服が好きとか和装フェチとか
そういうんじゃないんだよ? でもさ」
- ウキョウ
- 「……俺はこの格好であの店で働いてる君を、
長い間ただ遠くから見つめて過ごしてきたんだ」
- ウキョウ
- 「他人として……偶然その場に居合わせただけの、名前も知らない相手として」
- ウキョウ
- 「その君に……まさかこうして触れられる日が来るなんて思ってなかったから……」
- ウキョウ
- 「……ちょっと、今までのこと色々一気に思い出しちゃって」
- ウキョウ
- 「……あぁこれ、夢じゃないんだよな。
俺の腕の中にちゃんと本物の君がいるんだよね……?」
- 主人公
- 「……いるよ、本物だよ」